WiFiルータを購入する時に、最初に目に入ってくるのが「速度」です。
どのWiFiルータのパッケージにも大きく書かれているので、どうしても速度に目が留まります。
確かに速度も大切ではあるのですが、それよりも気にした方がよいポイントが「接続性」です。
接続性が大事な理由
理由は簡単です。
繋がらなければ意味がないからです。
よく目に付く「速度」ですが、繋がらなければ速度が出ようが出まいが関係ありません。
WiFiルータを購入する場合に、一番大事なのは「繋がること」です。
何を今さらと思うかもしれませんが、
「繋がること」を確認するときにどこを確認していますか?
「WiFi7対応」「11529Mbps」「5764Mbps」の大きな数字ばかりが目立って見落としていないでしょうか。
WiFi7などの最新規格や速度を見て、最新だし、数字が大きいので繋がることは当たり前のことと感じてしまっていないでしょうか?
接続性を見るポイント
接続性のために確認した方が良いポイントは「接続台数」です。
今まで、ここの数字を見て比較していましたでしょうか?
ちゃんと見て購入している方は、そっとページを閉じてください。
「えっ?」と思った方は、これからはこの接続台数の数字も比較に入れましょう。
今までは、そんなに気にしなくても良い項目でした。
それもそのはずで、WiFiを使う機器はパソコンやスマホくらいであまり多くはありませんでした。
しかし最近では、パソコンやスマホに加えて、テレビ、HDDレコーダー、スマートスピーカー、リモコン、冷蔵庫、洗濯機・・・数え切れないほどの家電もがWiFiに接続されるようになりました。
接続される台数が大幅に増えているため、上限に左右されるようになってきています。
とはいえ、「接続台数」はあくまで目安で、同時に接続して通信した場合の保証台数となります。
そのため、これ以上の機器がつながっていても通信に問題がないことも多いです。
しかし、この接続台数は処理能力の高さでもあるので、通信を安定して行うには大事な項目となります。
そして、実際にインターネットの接続ができなくなったり、切れたり、なんか調子が悪いなと思った時に気づきにくいポイントにもなっています。
WiFIへ接続している機器は、今後もどんどん増えることが予想されます。
だからこそ、購入時にできる限り多いものを選んでおいた方が良いと考えています。
接続台数は、私が購入するときに見る大事なポイントです!
最新機器の接続台数を見てみよう
最新機器のWiFiルータの接続台数を見てみましょう。
WiFi7未対応のメーカーもありますので、WiFi 6E対応の1番上にあったもので比較してみました。
接続台数はホームページ上で見つけられない機種もあり、検索結果で見つかったものも含んでいますので不正確の可能性もあります。
目安として見てください。
この台数はWiFiだけではなく有線を含めての接続台数となります。
NEC Aterm WX11000T12 | Buffalo WXR-11000XE12 | ELECOM WRC-XE5400GS-G | NTT XG-100NE | TP-Link Archer AXE5400 |
36台 | 60台 | 40台 | 32台(推奨:10台) | 100台 |
接続台数が載っていない機種を買うことはないかも
何台以上なら良いというのはないですが、私はできる限り多いものを選択しています。
接続に関する他のポイント
接続台数の他に気にしておいた方が良いポイントは、メッシュ機能です。
遠い部屋で接続が不安定になった場合に、メッシュ対応であれば機器を増やすだけでカバーすることができます。
どこまで電波が届くのかは買ってみないとわからないので、メッシュ対応のものを選んだ方が良いです。
ただし、ワンルームなど問題なく届く場合はメッシュにこだわる必要はありません。
メッシュ対応で気をつけないといけないのがレンタルルータを借りている場合です。
ひかり電話を契約している場合など、NTTのレンタルルータを使わないといけないケースがあります。
NTTのレンタルルータは先ほどの比較表にもある通り、接続性に関してあまり良い機種ではありません。
そのため、レンタルルータではWiFi機能は使用せず、WiFiのために別の機器を準備した方が安定します。
レンタルルーターではルータ機能のみを使います。
別のWiFiルータではルータ機能を使わず(ブリッジモード)に、WiFiのアクセスポイントのみとして利用する形が一般的です。
このような時、ブリッジモードだとメッシュ機能が使えない機種が多いです。
そのため、ブリッジモードでもWiFiメッシュの機能が使えるWiFiルータを購入した方が良いです。
具体的には、メッシュWiFiルータとして売っている機種を選択するのが良いと思います。
Atermの一部、TP-LinkのDecoシリーズ、Netgearのorbiシリーズなどです。
レンタルルータを入れない(ブリッジモードではなくルータモードで使用)場合は、EasyMeshなどのメッシュ機能があれば問題ないです!
私の環境は、別記事にも記載していますが、
XG-100NE+ヤマハ RTX1300+TP-Link Deco X95+M9 Plusです!
ルータとWiFiは別々の機器を使っています!
WiFiルータは数年おきに見直した方が良い
WiFi規格が頻繁に変わりますので、WiFiルータは数年おきに見直した方が良いです。
特に最新機種は、価格は高いのに、自分の保有機器に合っていない場合が多々あります。
例えば、WiFi7対応のWiFiルータを購入しても、普段使用している機器がWiFi7に対応していないともったいないです。
現在持っている機器や少し先に購入予定の機器に対応したWiFi規格に合わせて購入すると、比較的安くWiFiルータを購入することができるようになります。
私の場合ですが、現在周りにある機器はWiFi6対応機器が大半です。
WiFi7に対応したWiFiルータを入れても使い切れずにもったいないことになります。
そのため、WiFi6に対応した少し前の機種を購入しています。
スマホやノートパソコンなどの機器更新に合わせてWiFiルータも購入するようにすると、最新機種ではなく持っている機種にあわせた更新となるため、比較的安くWiFiルータも更新できます。
一番最初に最新のWiFi規格になるのはスマホだと思います。
スマホを新しくした場合、概ねWiFiの規格も変わっています。
そのため、スマホを新しくするときにWiFiルータの切替も一緒に考えてみても良いと思います。
もちろん規格が変わっていなかったり、妥協できる範囲なら、そのまま使えば良いのです。
自分の持っている規格とWiFiルータの規格が合っているかを気にするだけでネット環境が快適になります。
ルータはなかなか壊れませんし、古くても繋がるので、そのまま使い続けている方もいると思います。
速度よりも接続性が大事という話はしましたが、快適なネット環境には速度ももちろん大事です。
スマホ同様に、たまに見直しましょう。
3年〜5年くらいで見直すのが良いと思います!
おすすめの機種は?
おすすめの機種となると、本社が中国というのを気にしないのであればTP-LinkのDecoシリーズです。
コスパは最強です。
DecoシリーズはッシュWiFiルータとなるため、普通のWiFiルータと比べると少し高いです。
通信系に中国を入れるのが不安だというのもわかります。
その場合はNetgearがおすすめです。
ただし価格は少し高いです。
業務用とはなりますが、UniFiも推していきたいところです
長くTP-Linkを使ってきましたが、Deco M9 Plusの後継が出ないので、次はUniFiに変える予定です