今までフレッツ光のギガラインを使っていましたが、ひかり電話も対応したので光クロスへと変更しました。
少し困ったこともありましたが、無事に切替が完了しました。
切替のきっかけ
かれこれ20年以上フレッツ光を使っています。
これまでの間、何回か品目変更を行ってきました。
年 | フレッツ 品目 | プロバイダ |
---|---|---|
不明 | Bフレッツ ニューファミリー | So-net |
2004 | Bフレッツ ハイパーファミリー | So-net |
2012 | フレッツ光ネクスト ファミリーハイスピード | So-net |
2015 | フレッツ光ネクスト ギガライン | So-net、インターリンク、Biglobe |
2023 | フレッツ光クロス(enひかりクロス) | enひかり |
今までは、NTTとプロバイダとは別々に契約をしてきました。
昔は、光コラボにすると、必ず回線の引き直しが必要だったからね・・・
しかし、数ヶ月前にNTTのポイント制度廃止、2年割廃止、工事費アップのニュースが発表されました。
このままだと、かなりの値上げとなってしまうので、光コラボへの移行を考えました。
当初、光クロスはひかり電話に未対応でしたが、2023年5月31日からひかり電話に対応したので、今回は光クロスを選択しました。
12月に工事費があがるため、ぎりぎりになると混みそうなので早めに対応しました
フレッツ光メンバーズクラブでポイントが貯まっている方は、使い切るのを忘れずに!
切替先の選定
フレッツ光クロスに対応している、光コラボの事業者はそんなに多くはありません。
有名どころだと、以下の5つくらいです。
この中なら、ahamo契約があるためドコモ光だと安くなります。
- ドコモ光 10ギガ
- SoftBank 光・10ギガ
- AsahiNet 光クロス
- @nifty光 10ギガ
- とくとくBB光10ギガ
このような状況で選んだのは、「enひかり」でした。
enひかりを選んだ理由
なぜenひかりを選んだのかというと、長い目で見てコスパが良かったからです。
他のところは、複数年契約の1年目だけが割引だったりして、長い目で見るとそこまで安くないと感じました。
最後まで悩んだのはドコモ光ですが、ドコモに縛られてしまうのも嫌だったので除外しました。
- 利用料が安い(税込5,445円/月)
- 工事費が安い(新規無料、新規で無い場合、工事費はかかるが他よりも安い)
- 契約期間の縛りがない
- 電話がすぐに繋がる
- サポートが的確
- ひかり電話+ルータレンタルで200円引き
- ahamoやpovoなどの契約があると100円引き
- 固定IPが必要になったときも安い(税込770円/月)
今回、光の転用と品目変更を同時に実施したかったのですが、実際にできるのかは調べてもわかりませんでした。
enひかりに電話したら、一番安くできる方法や手間が少ない方法などを提案してもらい的確なアドバイスをもらうことができました。
コスパは良いのに、信頼できるサポートがあるのでここに決めました。
サポートが電話のみなのは難点。
通話定額プランや通話料無料の楽天モバイルなどがあると安心
工事の内容
契約時に回線の引き直しが発生する可能性があると言われ、X(旧Twitter)でも引き直したという話がありました。
配線工事の方から電話が来たときにも聞いてみたのですが、実際に見てみないと、引き直すか、そのまま利用するかはわからないということでした。
結局、引き直しは行いませんでした。
調査する素振りもなく、ONUとルータの交換のみを実施。
15分程度で終了しました。
今までは、ONUとルータの一体型(PR-400KI)だったのですが、今回は分離となり2台になりました。
工事の方からは、ケーブルはCat6A、10Gbps対応のHUBでないと10Gbpsの速度は出ないと何回も話をされていました。
速度が変わらないというクレームが多いのかもしれないね・・・
ONUとルータをつなぐ付属のLANケーブルは太めで長いです。
気になる方は、短めのケーブルを用意した方が良いです。
私は狭い場所に置いているので後から変更しました。
回線が繋がらなくなることに備えてテザリングの準備
工事終了後、最大4日間は繋がらないということを聞いていました。
楽天モバイルのテザリングで凌ごうかと思っていましたが、ちょうど新規契約で7日間使い放題のチケットがもらえるキャンペーンを実施していたため、povoを契約しました。
Rakuten Hand 5Gにpovoをセットしてテザリング・・・と思ったら見慣れないイーサネットテザリングという項目があることに気づきました。
必要な機器のみWi-Fiテザリングをすれば良いかと思っていたのですが、イーサネットテザリングということは、他の端末の設定を変更せずに今のWi-Fiネットワークが使えるってことじゃないですか!
家の中の備品を見ていたら、AnkerのUSB Type-Cハブに、PlanexのUSBイーサネットアダプタを見つけました。
AnkerのUSB Type-CはPD対応なので給電しながら使うことができます。
実際に利用してみると、給電しながらのイーサネットテザリングでは給電が間に合わず、少しずつバッテリーが減っていきました。
65Wから給電していたので、100W対応なら間に合うと思います。
旧(現)プロバイダで繋がっている状況
工事が終わり、回線が不通になるかと思っていたのですが、データ通信ランプが光っています。
試してみると、普通にインターネットに繋がります。
確認くんでプロバイダ情報を見ると、光クロス未対応のBiglobeに繋がっています。
速度を計測してみると3Gbps程度の速度が出ています。
光クロス未対応のプロバイダだったので繋がらないのかと思いましたが、ONUとルータの交換をしただけで光回線自体は変わっていないので、プロバイダ側で制御していなければ繋がるし、速度も出ることがわかりました。
今回、NTTから転用をしているので、工事完了後に不通になって数日後にenひかりの情報が入ってくるものと思っていました。
しかし、Biglobeに10Gbps状態で繋がったままです。
1日程度経ってONUとルータを再起動すればenひかりの情報になるのかなと思いながらそのまま使いました。
翌日になって再起動してもBiglobeのまま変わりませんでした。
Biglobeが回線を掴んでいるこの状態では、enひかりの情報は入って来られないよな・・・
enひかりに電話をして、どう対応すれば良いのかを聞きます。
すでに、enひかりからは信号を流しているが、Biglobeの信号が切れないとenひかりの情報は届かないとのこと。
Biglobeに電話をして、現在の状況を説明。
即時解約が可能か、もしくは信号を切れないかを聞いてみました。
契約解除は月末にならないとできないと言われたので、月末の解約をお願いして電話を切りました。
enひかりに再度電話して、月末まで切れないが問題ないかを確認したところ、信号が止まってしまう可能性があるので、もし繋がらなかったら再度信号を送るので電話して欲しいと言われました。
povoの契約はもったいなかったのですが、インターネットが出来ないわけでもなく、速度も出ているので、のんびり待とうと思いました・・・
IPv6オプションの存在に気づく
それでも諦めきれない部分もあって、なんとか信号を止める方法がないのかなと調べていたときに、ふと目に付いた「IPv6オプション」の文字。
そういえば、BiglobeではPPPoEの契約にIPv6オプション(IPoE)を別で契約したことを思い出しました。
IPoEにすることで、自動で信号が入って来るようになります。
ということは、PPPoEの契約自体ではなくIPv6オプションを切れば信号は止まるはず。
BiglobeのIPv6オプションのページに行ったら、電話での問い合わせは終わっていましたが、チャットなら問い合わせや解約が可能でした。
チャットの担当者さんに状況を説明して、IPv6オプションを解約すれば信号が止まるか、止まったら新しいプロバイダ情報が入ってくるか、一度解約の連絡をしているがIPv6オプションを先に解約することができるか、解約したらいつ信号が止まるのかについて的確に回答をしてくれます。
内容をよく分かっている方で大変助かりました。
IPv6オプションの解約依頼後、即時〜1週間で解除と言われました。
実際には、1時間後に回線が切れ、IPv6オプション設定解除のメールが届きました。
enひかりの情報が入ってくるか
enひかりの情報は、Biglobeの信号が止まってから2〜3時間で入ると言われていました。
その間は、povoの回線を使ったイーサネットテザリングを使いました。
イーサネットテザリングを設定しただけでは繋がらず、Wi-Fiルータを再起動、スマホはWi-Fiをオフオン、有線LANを使っている端末ではイーサネットを一度無効にしてから再度有効にしたりすることで通信ができるようになりました。
速度的には40Mbpsくらい出ているので、遅いとは感じません。
バッテリーは、給電しながらのイーサネットテザリングで20分に1%減るくらいなので問題ありません。
1時間30分くらい経った頃に、一度ONUとルータを再起動してみました。
データ受信が光っています。
無事にenひかりの情報が入ってきました。
enひかりの速度は3〜7Gbpsと速かったです!
これから事業者変更をする方へ
気をつけておく点は、新旧プロバイダへ相談しておくことです。
特に旧(現)プロバイダですね。
PPPoEからIPoE変更する場合は、特に気にすることはないです。
IPoEからIPoEへの変更は、旧(現)プロバイダの信号を切らないと新プロバイダの信号が入ってきません。
ルータへIDとパスワードを入れて接続している場合はPPPoEです。
何も入れてないのに接続している場合はIPoEです。
過去にIPv6の対応をした方はIPoEです。
わからなければ、旧(現)プロバイダへ聞きましょう。
事業者変更を考えている方は、旧(現)プロバイダへ信号の切り方(解約の方法や解約後いつ切れるのか)を先に聞いておいた方が良いです。
いつ旧(現)プロバイダの接続を切るのかにも依りますが、povoなどの契約は考えておいた方がよいです。
さらにAndroid12の端末があれば、イーサネットテザリングができるのでおすすめです。
楽天モバイルもおすすめです。
使わなければ980円、いくら使っても2,980円です。
通話も無料なので、povoではなく楽天モバイルを使うのも良いと思います。
どんな回線でも良いので、何かしらバックアップ回線は用意しておきましょう。
Wi-Fiルータがインターネットに出られないと、スマート家電が使えない場合が多いです。
Amazon EchoやNature Remoなどが使えないと困る方も多いと思います。