10Gbps対応のスイッチングハブ「TL-SX105」を導入した時期に合わせて、M1 Mac MiniをM2 Mac Miniへと変更しました。
M2 Mac Miniでは10Gbps対応のイーサネットポートへとカスタマイズしました。
M1 Mac MiniではCalDigitのThunderboltドッキングステーションのイーサネットポートを使っていました。
M2 Mac Miniでは10Gbpsになりましたので、Mac Mini本体のイーサネットポートを使うようにしました。
快適に過ごしていたのに・・・
突然のネットワーク切断が発生
構成変更後に、ごくたまに一瞬ネットワークが切断するようになってしまいました。
頻度的には、3日に1回くらいでしょうか。
多い時には、日に何回も発生することもありました。
1~2秒後には接続されるので問題はないのですが、Chromeではおなじみの恐竜の画面が表示されるので気になります。
(有線と無線の両方をONにしていると、「ネットワークが変更されました」の画面になります。)
原因を探ってみる
構成変更したところと言えば、10Gbps対応ハブへの変更とM2 Mac Miniの変更です。
TL-SX105を疑ってみる
かなり熱くなるので10Gbps対応ハブ「TL-SX105」が原因かと思い、いろいろと試してみました。
- TL-SX105のオフオン
- TL-SX105とMac MiniのLANケーブルの抜き差し
- LANケーブルの変更
どれも変わりませんでした。
切断される頻度もほぼ変わりませんでした。
Mac Miniを疑ってみる
もう一つの変化点であるM2 Mac Miniに対しても、いろいろと試してみました。
- 無線LANを切ってみる(有線、無線ともにONのため)
- イーサネットポートをCalDigitの方にしてみる
効果があったのはイーサネットポートの変更でした。
CalDigitのイーサネットポートを利用した場合には、数日間ネットワーク切断は発生しませんでした。
とはいえ、使えないわけではないのでイーサネットポートの不良とは考えにくいです。
そこで、Googleで検索してみると、M1の時からイーサネットポートには問題を抱えていることがわかりました。
最初から検索すれば良かった・・・
Macのソフトウェアの問題のようです。
有線LANの設定を自動から手動へと変更することで改善できるようです。
設定変更で対処してみる
いろいろ調べてみると、同じ悩みを持っている方々は多いのですが、どの設定なら問題ないのか確かな情報は見つけられませんでした。
私の場合は、以下の2箇所を変更しました。
- MTU
- AVB/EAVモード
変更方法は以下の通りです。
左上のアップルマークから環境設定を開きます。
ネットワークの設定を開き、有線ネットワークを選択します。
詳細ボタンを押して、有線ネットワークの内容を確認します。
ハードウェアを選択肢、設定を確認します。
以下のように設定を変更して、OKボタンをクリックします。
- 設定を「自動」から「手動」へ変更
- MTUを最適値に変更
- AVB/EAVモードを「オフ」
https://www.speedguide.net/analyzer.php
こちらのサイトにアクセスすると、上部にMTU値が表示されます。
こちらの数字に設定すると良いと思います。
まとめ
設定後3日ほど経っていますが、特にネットワーク切断は発生していません。
MTUだけでも良くなるかもしれませんし、AVB/EAVモードを変えるだけでも良いかもしれません。
自身の環境で変わってくると思いますので、いろいろ試してみてください。
とりあえず言えることは、手動設定しないとだめでした。
ソフトウェアアップデートで直りそうなのですが、M1の頃から変わっていないようなので望みは薄いかもしれません。
完璧には直らなかったので別の方法を追記
ある程度緩和はされるもののやはり時々ネットワークエラーの画面が表示されてしまいます。
そこで別の方法を実施してみます。
- IPv6の設定変更
- ブラウザを変更
IPv6の設定変更
ネットワークの設定の中に、IPv6の設定があります。
こちらの設定を「リンクローカルのみ」にすることで改善されるという内容を見つけ実施してみました。
結果的には変化はありませんでした。
ブラウザを変更
ブラウザはGoogle Chromeを利用しています。
普通に使うブラウザ用のウィンドウの他に、ChromeアプリとしてOldTweetDeckを別ウィンドウで動かしていました。
OldTweetDeckなので、定期的にタイムラインをリロードするため通信が発生しています。
このOldTweetDeckをChromeアプリからMicrosoft Edgeアプリとして動かすようにしてみたところ・・・
改善されたように感じます。
もう1つのウィンドウからの何らかの通信を検知してネットワークエラーが発生していたのかもしれません。
Microsoft Edgeであれば、裏側はChromeのエンジンと同じであるため拡張機能もそのまま動きます。
検索してみると、このエラーが表示されるのはChrome特有のもののようなので、Edgeに変えてみるのも良いかもしれません。
Edgeを少し使ってみるとChromeより使い勝手が良さそうです。
試しにChromeを使うのをやめて、Edgeを使ってみようと思います。
ネットワークの設定も「自動」に戻しました
Edgeに変えても、また頻発するようになったので追記
しばらくの間は良かったのですが、Edgeに変えてもネットワークエラーが頻発するようになりました。
もうやれることは無いかなと思ったのですが・・・
1つだけ思い当たることがあったので、設定変更してみました。
DNSを変更してみた
DNSの設定は、GoogleのPublic DNSである「8.8.8.8」を設定していました。
これを、CloudflareのPublic DNSである「1.1.1.1」に変更してみました。
(正確には、IPv4の「1.1.1.1」とIPv6の「2606:4700:4700::1111」の2つを設定)
改善されたように感じます。
何も設定しない「自動」でも良いのかもしれません。
「自動」よりも「Cloudflare」の方が、速度が少し速かったので「Cloudflare」を設定しています。
またネットワークエラーが出るようになったら、「自動」に変えてみようと思います。
これで改善されることを願います
ルータの設定に気になるところがあったので追記
何をやってもダメなので、Macではなくルータの設定を見直すことにしました。
ルータは、レンタルしているフレッツクロス対応ルータのXG-100NEです。
設定項目の中の「ルータ設定」ー「高度な設定」にある「省電力型イーサネット機能」が有効になっていたので無効にしました。
省電力イーサネットの機能は、使っていない時はスリープするため切断されることがあるようです。
もしこの設定で直るとすると、Mac Miniだけではなく発生しそうなのですが、Mac Miniではもうやることがないので、この設定を変更して様子をみてみたいと思います。
Mac Miniでも10GB HUBでもなく、まさかのXG-100NEが原因っぽい
Googleで調べてみると、XG-100NEは不安定なところがあるらしい
Mac MiniにもXG-100NEにも問題があり・・・
これで安定するかな
現状、以下のような設定で稼働中
・Mac MiniのAVB/EAVモードをオフ
・XG-100NEの省電力型イーサネットの機能をオフ